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KAZUYUKI TSUKAMOTO



「お笑いより街を歩くほうが、おもしろい」



塚本和行(b.1984-)は、言葉を発することは少ないが、代わりに絵画作品に想いをのせているのだろう。一つの具象的なモチーフを、カラフルに羅列させて画面を埋め尽くす。毎日、淡々と数をこなしているようにも見える一方で、モチーフのひとつひとつや完成した作品全体には「おかしさ」がただよっている。「おかしい」には、滑稽な「可笑しい」や、訝(いぶか)しげな「可怪しい」などいくつかの意味がある。塚本の作品は、そのどちらも感じさせる。作品が生まれる過程と、寡黙な彼の胸のうちに迫りたい。


It Is More Interesting for Me
to Take a Walk Than to Watch a Comedy Show on TV



Kazuyuki Tsukamoto (b.1984-) rarely speaks with words; he puts his thoughts into his artworks instead. Colorfully arranged, concrete motifs fill his pieces. While it seems that he draws a lot in an impassive way every day, each motif and each finished piece include “Okashisa.” “Okashsa and Okashii” has several meanings in Japanese, such as humorous or funny and mysterious or strange. Tsukamoto’s artwork makes us feel both these emotions. We would like to get closer to his process of creation and his heart.

Artwork

いろんなしょくパン
2023 アクリル絵具、墨/和紙 970×1620 mm
Various Plain Bread
2023 acrylic and Indian ink on Japanese paper 38.1×63.8inches



なぞのせいぶつ
2023 木 H240×W250×D90mm
Mysterious Creatures
2023 wood H9.4×W9.8×D3.5 inches


とけてきたソフトクリーム②
2023 ペン/キャンバス 140×180mm
Melting Soft Serve Ice Creams 2
2023 pen on canvas 5.5×7 inches


ブラックスーツをきこなしてるかわかっこいいうさぎくん
2023 ペン、色鉛筆/ベニヤ板 333×333mm
Kawaii 'n' Cool Mr.Rabbits Dressing Black Suits
2023 pen and colored pencil on wood board 13.1×13.1 inches


動物や食べ物、日用品など具象的なモチーフを、一つの画面いっぱいに何十、何百個も描き連ねる。一つ一つは色鉛筆でカラフルに塗られ、かわいらしく感じる。一方で、細部をよく見ると、花に牙が生えていたり、りんごがサングラスをかけていたりと、シニカルなものも多い。また、それと並行して、数字やりんごをキャラクターに仕立て、物語性のある作品も描いている。何気ない日常をおもしろおかしく、自分自身を楽しませるために画面に向かっているようにも見える。
Dozens or hundreds of concrete motifs, such as animals, foods, and daily goods, are drawn on every artwork. Each one is colorfully painted with colored pencils, and you would feel the cuteness. However, when looking closely at the details, there are many cynical motifs, such as flowers with fangs and apples wearing sunglasses. At the same time, he also draws narrative artworks by transforming numbers and apples into characters. It seems that he draws his artwork to entertain himself and to make his ordinary, daily life humorous.


ありふれたものに込める「おかしさ」

塚本は、ありふれた日用品や食べもの、生きものに、ひとひねりを加えてモチーフにする。
それは即興的なギャグとも、品格を感じさせるユーモアとも言い切れず、
滑稽で風変わりで、哀愁さえ含む、日本語で言うところの「おかしさ」ではないだろうか。
さらに塚本は、これらのモチーフを、画面いっぱいに大量に描き連ねる。
そもそも、なぜ同じモチーフを描き連ねているのか。作品は塚本にとってどのような存在なのか。

“Okashisa” Put into Ordinary Things


Tsukamoto chooses ordinary daily goods, foods, and living creatures with a twist as his drawing motifs. It cannot say it all that it is an impromptu gag or humor that makes you feel dignified. It might be “Okashisa” in Japanese that express funny, quirky, and even pathetic. Furthermore, Tsukamoto draws a large number of these motifs on papers and canvases. Why does he draw the same motifs ? What kind of existence is the artwork for Tsukamoto himself?

さくらんぼちゃん
2023 ペン/キャンバス 242×333mm
Ms.Cherry
2023 pen on canvas 9.5×13.1 inches


スタッフ(以下太字):塚本さんの作品は、どこかクスッと笑ってしまうような「おかしさ」を感じます。それは意図的に出そうとされているのですか。

------ 塚本(以下細字):はい。まずは自分が楽しめるように。あと、みている人にも楽しんでみてもらいたいから。

お笑いとかも好きですか。

------ いえ、お笑いには興味がありません。好きな芸人さんもいません。

しょっくパート2
2004 ペン、パステル/紙 300×202 mm
The Shock Part 2
2004 pen and pastel on paper 11.8×7.9 inch


大わらいしてるおんなの人
2004 ペン/紙 187×281 mm
Loud Laughing Lady
2004 pen on paper 7.3×11 inch


かわいいケーキ
2023  ペン、色鉛筆/紙 227×227 mm
Cute Cake
2023  pen and colored pencil on paper  8.9×8.9inches




そうなんですね。では、塚本さんが生活の中でおもしろいなと思うのはどんなことですか。それを作品にしようと思うこともありますか。

------ 街を歩いているときとか、おもしろいことがあったら覚えています。
でも、すぐには描きません。しばらく経っても、おもしろいと思ったものを描きます。


墨絵と立体作品

2019年からアートフェア東京に出品し、着実にファンを獲得してきた塚本。
昨年はメイン作家としてブースを飾った。
そして、2024年。はじめて個展形式で出品し、50点以上の新作をご紹介する。
その中には、年の瀬から制作をはじめた墨絵と立体作品、さらには2m近い過去最大サイズの作品も含まれている。
新作づくりに向け筆を握った塚本の胸にはどんな想いがあったのだろうか。

Indian Ink Paintings and Three-dimensional Works


Tsukamoto has been exhibiting at Art Fair Tokyo since 2019 and has steadily gained fans. He graced our booth as the main artist at last year’s fair. And in 2024, this will be his first time solo exhibition, presenting over 50 new pieces. This show includes indian ink paintings and three-dimensional works that he started creating at the end of the last year, as well as his largest works which are nearly 2 meters long. What kind of feelings were in Tsukamoto's heart as he took up the brushes to create new works?




昨年のアートフェアを経て、気持ちに変化はありましたか?

------ これまで、自分の作品は子ども向けなのかなと思っていました。だけど、昨年のフェアで大人の人も作品を面白がってくれていることを知りました。今は、大人も子どもも年齢に関係なく、いろんな人に楽しんでもらえる作品をつくりたいと思っています。


今回のフェアに向け、墨絵を手がけられましたが、さらりと軽やかに筆がすすんでいる印象を受けました。色鉛筆を使った普段の作品と比べて、感覚に違いはありますか?

------ 墨が滲んだり、線が突然太くなったりするところが画用紙にはない感覚で楽しかったです。モチーフ選びはこれまでと変わりませんが、予期せず線が変化するところが違いました。実は失敗しちゃったこともあります。お客さんには、そういった和紙と画用紙の違いを楽しんでもらいたいです。


まっくろリンゴくん
2023  墨/和紙 180×180mm
Mr. Jet Black Apple
2023 Indian ink on Japanese paper 5.9×5.9inches



2023 墨/和紙 180×180mm
Dog
2023 Indian ink on Japanese paper 5.9×5.9inches


今回制作した墨絵の中でお気に入りの作品はありますか?

------ 「いろんなしょくパン」と「いろんないろのにこにこねこちゃん」です。食パンは墨で色々な焼き加減を表現しました。
ねこは文字をいれてみました。ねこ達は、一列ずつ一斉に鳴いています。






木材を使用した立体作品をつくっていかがでしたか?

------ ブロック感覚で楽しんでつくっていました。ただ、紙に比べると組み合わせや色ぬりが難しくて、大変ではありました。楽しさと苦しさと両方です。




確かに、木片の形を利用して組み立てた作品がありますね。立体作品をつくるときは、モチーフを決めてから組み立てるのですか?

------ 木片の形を見て何にするか思いつくものと、ブロックのように積み上げていく中で最終的に何にするか決めるものがあります。
木のささくれだけはやすって、持った時に怪我をしないようにしています。






これまで平面作品で多く登場していた「リンゴ」のモチーフが、立体作品になりましたね。

------ つくっている途中で、「(リンゴちゃんのうしろ姿は)こんな風にできているんだ」と、自分の中で発見がありました。





リンゴちゃん
2023 アクリル絵具、木 H145×W104×D16mm
Ms. Apple
202  acrylic on wood H5.7×W4.1×D0.6 inches

偶発的な線のにじみやかすれを楽しんだ墨絵。 木片や端材の不揃いな形から発想を広げる立体作品。 そのどちらもが、これまでと変わらぬ「おかしさ」を存分に纏い、観る者を心地よく脱力させる。 これまでにないサイズ感と表現に、自ら楽しみと苦しみを拮抗させながら、作家として新たな境地を切り拓いている。
Indian ink paintings that Tsukamoto enjoyed the accidental blurring and being hoarse of lines. A three-dimensional works that he expands ideas from its irregular shapes of pieces of wood. Both of them fully have “Okashisa'’ of which his pieces have had since before, and it makes the viewers comfortably relaxed. With unprecedented size and expression, he is carving out a new frontier as an artist, balancing pleasure and pain.

「見本」と本作品

塚本の作品には、本作品とは別に、塚本自身が「見本」と呼ぶ下絵のような作品が存在する。
単なる下絵とも言い切れない「見本」は、塚本にとってはどのような意味をもっているのだろうか。

“Sample” and Actual Piece


Among Tsukamoto's artwork, there are sketch-like pieces that Tsukamoto calls “sample,” apart from actual piece. For Tsukamoto, what kind of meaning does the “sample” which cannot be described as just rough sketches have?





本作品


見本


ここ数年、1つの画面の中に同じモチーフが、繰り返し描かれていますね。

------ 何度も描いて、うまくなったらなと。
ただ、うまく描きたい。それと、やっているうちにきれいに描けたらとも思います。


「うまく」と「きれいに」はどう違うのでしょうか。

------ うまくは、顔や建物などの「線」をうまく描けたら。きれいは、「色」をもっときれいに塗れたら、という意味です。


下絵としての「見本」は、本作品を「うまく・きれいに」完成させるための必要なプロセスなんですね。

------ そうですね。ペンが滲まないかたしかめたり、一列にモチーフがいくつおさまるか、番号をつけながら確認したりもします。


これまでは一旦「見本」を仕上げてから、本作品に取りかかっていましたよね。最近は「見本」にモチーフを一つ描いた後、すぐに本作品にも一つ描くというように、交互に同時進行しているようですが、「見本」の役割が変化しているのでしょうか。

------ 交互に描いていく方が間違えないかなと思って、そうなっていきました。


「見本」と本作品、同じものを二つ仕上げるとなると、描くモチーフの数も相当なものですよね。

------ はい。最初は楽しいのですが、描き出したらいつも後悔します。
完成までに時間がかかりすぎてしまうので。いつも半分まできたら、しんどくなります。だから最後のほうは大きくなりがちです。


それでも、二つの画面に同じモチーフを繰り返し描くんですね。

------ 完成したときが、一番うれしいからです。画用紙がやっと埋まった、解放されたという達成感があります。完成するまでは、いつも、早く終わらないかなと思ってしまいますが。でもやっぱり、繰り返して描くのが楽しいから、また次も同じように描きます。





塚本が、たとえばタバコを吸う花をひらめき、そこにおかしさを見出したとする。一つ描けば気持ちは満たされるのではないかと思うが、塚本は画面を埋め尽くすほど大量に描く。繰り返し描く理由は、うまく、きれいに描きたいから。何度も描いて作品の精度を上げ、同時に何度もおかしさをかみしめているのか。塚本の真意を掴もうとすると、いつも指の間からすり抜ける。
Suppose Tsukamoto has an idea, for example, a flower smoking a cigarette, and found something “Okashisa” about it. It seems to be enough to draw only one smoking flower for satisfying his feelings, but he draws so much that it fills up a paper or canvas. The reason he draws repeatedly is because he wants to draw well and beautiful. Does he draw over and over again to refine his artwork, and at the same time relish the Okashisa over and over again? Whenever trying to grasp Tsukamoto's true intentions, it always slips through out our fingers.

旅をするキャラクターたち

さまざまな身近なモチーフを描く塚本だが、中でも、数字とりんごを擬人化した「すうじくん」と「りんごくん」は度々登場する。
すうじくんは、1から10までの数字に足が生えた塚本のオリジナルのキャラクターで、いつも集団で生活をしているようだ。
りんごくんも、たくさん集まって宇宙旅行やピクニックに出かけたりする。
どちらも「見本」と本作品に大量に登場することもあれば、「家さがし」「山のぼり」など物語を伴って、情景と共に描かれたものもある。
これらの作品に、モチーフを描き連ねるのとはまた違った想いを、塚本は抱いているようだ。

Traveling Characters


Tsukamoto draws various daily and familiar goods as motifs, in particular, personified numbers and apples,“Mr. Number” and “Mr. Apple” often appear in his artwork. “Mr. Number” is Tsukamoto’s original characters who are 1 to 10 numbers with legs, and they seems to live together. A lot of “Mr. Apple” also go to space trips or picnics together. Both of them appear in “sample” and actual pieces, while others are drawn as their stories such as “Finding Their Homes” or “Climbing Mountain” with the narrative scenes. Tsukamoto seems to have a different feeling in these pieces than drawing a lot of motifs.

「りんごくん」シリーズ

数あるモチーフでもとくに「すうじくん」「りんごくん」は頻繁に登場し、それぞれの世界観を築いています。どんな物語になっているのでしょうか。

------ 「すうじくん」は迷子で家を探しています。
でも、何で探しているのかはわかりません。迷子だからといって悲しんではいませんが、わりと急ぎで家を探しています。みんな、さまよっています。どこへ行ったらいいのかと。
りんごくんは、集団でいろんなところを旅しています。ショッピングに行ったり、宇宙旅行に出かけたり。その旅はこれからも続きます。


「すうじくん」や「りんごくん」は、塚本さん自身の心境とリンクする部分はあるのでしょうか。

------ (しばらく沈黙の後)はい。自分の作品の中では一番反映されていると思います。

「すうじくん」シリーズを眺める塚本


「すうじくん」たちキャラクターがいろんな場面に登場するようになったきっかけはありますか。

------ 昔、展覧会で数字をモチーフにした作品をお客さんが楽しそうにみてくれたからです。
また楽しんでもらいたいなと思って、次の作品を描いているうちに、自然とシリーズのようになりました。


これからどんなひとに作品をみてほしいですか。

------ どちらかというと、大人よりもこどもにみてほしいです。ぼくも楽しんで描いてるので、みている人も楽しんでほしい。


1-10までのすうじくん
2014 ペン、色鉛筆/紙 512×345 mm
Mr. Numbers from 1 to 10
2014 pen and colored pencil on paper 20.1×13.5 inch


りんごくんのショッピング
2018 ペン、色鉛筆/紙 362×518 mm
Mr. Apples’s Shopping
2018 pen and colored pencil on paper 14.2×20.3 inch



2022年の末、ふいにずうじくんの家が見つかりはじめた。 まずは「0」の家、続いて「1」の家と、すうじくんが自分の家に帰っていく。 すべてのすうじくんは、無事に家にたどり着けるのだろうか。 物語の行く末を見守ったり、描き手として誘い込まれたり。 おかしくも懐の深い塚本の作品は、鑑賞者と制作者の境界を軽やかに飛び越えさせてくれる。
At the end of the year 2022, Mr. Number’s homes suddenly began to be found. First, “0”’s home. Next, “1”’s. Mr. Numbers are going back to their home after and after. Can all of Mr. Number go back their home safely? We watch over the story proceeding, and are invited as a drawer to his artwork. Okasii-humorous or mysterious, and tolerant Tsukamoto’s artwork gets us beyond the boarder between a viewer and a creator.

すうじくんのいえさがし(かん) 0くんのいえみつかる


鑑賞者から制作者の一役へ

近年、塚本の作品は、新たな展開をみせている。
描きつらねた何十ものモチーフの中から他と異なる一つを見つける「まちがいさがし」。
塚本が描いた作品を見本にし、鑑賞者が好きな色を塗ることができる「ぬりえ」。
なかには、塚本が描いたものを消したり、その上から描き加えることができるものもある。
鑑賞者が、制作の一役を担うともいえるリレーショナルな作品だ。

Became a Part of the Creator from the Viewer


Although he says it is hard for him to draw the motifs repeatedly, the actual and sample pieces newly development. “Search for a mistake” to find the one that is different from the others among dozens of drawn motifs. “Coloring” allows to viewers to paint their favorite colors on Tsukamoto's pieces refering to his ones as a sample. In some of the pieces, we can erase, or add on the motifs that Tsukamoto has already drawn. It is a relational artwork in which the viewer plays a part of the drawing.



「 まちがいさがし 」

「 はんぶんにきられてふたつのかおになったリンゴ かおがちがうリンゴをさがしてね 」

いくつか表情のちがうりんごくんが描かれている

 「 ぬりえ 」

「 いろんないろのコップのミルクコーヒー 」

「 いろんないろのコップのミルクコーヒー ぬりえ 」



「まちがいさがし」や「ぬりえ」のように、 塚本さん以外の人が関わったり手を加えられる作品をつくったのはどうしてですか?

------ 展覧会などでお客さんに楽しんでもらえたらと、思いつきました。
「ぬりえ」はぼく自身が見本と本作品を描いていて、ぼくの作品を見本にお客さんが描いたらどうなるのかなと興味が出てきました。

「 めかくしうさぎ 」

塚本の解説メモ
サングラスのみ鉛筆で描かれており、消したり新たに描き加えることができる。 何度もやり直すことができるように、紙ではなく板に描かれている。


サングラスを消したり描いたりと、手を加えていいのは、作品を購入された人だけでしょうか?たとえばスタッフが描いてもいいですか?

------ はい、スタッフが描いてもいいですし、買った人じゃなくでもやってみてほしいです。



人が手を加えることのできるこれらの作品は、まずは自身が楽しむために制作を行う塚本にとって、 新たな予期せぬおもしろさに出会うための装置なのかもしれない。 自身の楽しみを人と共有するようにもみえるこの試みは、私たちを鑑賞者という受け手の立場から、 作品の参加者・制作者の一部へと変容させる。 そして、「あなたはどんな風に楽しませてくれるのか」と塚本に問われているようにも感じられる。

For Tsukamoto, who creates these artworks first for his own enjoyment, these artworks that can be modified by others may be a device for encountering new and unexpected fun. This attempt, which seems to share his own enjoyment with others, transforms us from the standpoint of the audience as viewers to part of the participants and creators of the artwork. And it feels like that Tsukamoto asks us, “How will you entertain me by doing it?”

Biography

塚本 和行

1984年生まれ。コーヒーカップや花といった具象的なモチーフを、色鉛筆でカラフルに画面いっぱいに描き連ねる。それと並行して、数字やりんごをキャラクターに仕立て、物語性のある作品も描いている。何気ない日常をおもしろおかしく、自分自身を楽しませるために画面に向かっているようにも見える。展覧会や広告のメインビジュアルに採用されるなど、キャッチーな作品群が人々の心を掴む。

主な展覧会 ・ アートフェア

アートフェア東京(2023, 2022, 2019)、WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(2022)、ギャラリー インカーブ|京都(2019, 2017, 2015, 2011)、ギャラリーアセンス美術(大阪・2013, 2011, 2009)、浜松市美術館(静岡・2010)、丸の内ハウス(東京・2010)。

Kazuyuki Tsukamoto

Born in 1984, Tsukamoto draws dozens or hundreds of concrete motifs, such as coffee cups or flowers with colored pencils. Simultaneously, he also draws narrative works by transforming numbers and apples into characters. It seems that he draws his artwork to entertain himself and to make his ordinary, daily life humorous. His catchy pieces capture the hearts of people, and have been used as main visuals of exhibitions or advertisements.

Exhibitions・Art Fairs

ART FAIR TOKYO(2023, 2022, 2019), WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO(2022), gallery incurve kyoto(2019, 2017, 2015, 2011), Gallery Athens(Osaka, 2013, 2011, 2009), Hamamatsu Municipal Museum(Shizuoka, 2010), (marunouchi)House(Tokyo, 2010)

2023年 アートフェア東京




2022年 WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO


2019年 アートフェア東京 2019



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オンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて塚本和行の作品をご購入いただけます

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